2011/11/18

福島原発周辺住民、内部被曝量は限度以下 京大など調査

asahi.comでのニュース、
ほんとうに、呼吸と食事での内部被曝がこれほど低いのだろうかと
疑問の声がtwitterで流れていました。
それにしても、7月の調査であり、
事故当初は、暫定規制値以上の農作物も多かったことを思えば、
当初のほうが、食事も呼吸の影響も多かったのではと推察されます。
さらに、内部被曝で問題になるのは、
何シーベルトかということ以上に、
細胞の至近距離からの大量の放射線を浴びることと言われており、
単純に外部被曝線量と比較できるのかと疑問です。
このニュースだけ聞いて、福島でさえそんなに低いならば
内部被曝を気にする必要はない、と考える人もいるのではと懸念されます。
皆さんは、いかがお考えでしょう…。


東京電力福島第一原発周辺の住民が食事や呼吸で放射性セシウムを体内に取り込んだ結果、被曝(ひばく)量がどれくらいになるかを京都大などのグループが調べ、14日発表した。最大に見積もって計0.16ミリシーベルトで一般市民の年間線量限度1ミリシーベルトを下回った。

 京大防災研究所の石川裕彦教授(環境災害)らは7月2~8日、住民が実際に食べたり吸ったりする食料やちりに含まれる放射性セシウムの量を調べた。

 福島第一原発の20~70キロの圏内のスーパーマーケットで食料と飲料水を集め、放射性セシウムの含有量から食事による内部被曝量を推定。平均で年間0.003ミリシーベルトで、濃度の高い食料を毎日食べ続けたと仮定した最大値は0.083ミリシーベルトだった。

 地上1.5メートルの空気中のちりを集め、含まれるセシウムから被曝量を推定。ほとんどの場所が年間0.003ミリシーベルト以下で、最も多い浪江町で0.077ミリシーベルトだった。食事の最大値とあわせると0.16ミリシーベルトになる。

 こうした年間内部被曝量は、数時間いただけで浴びる線量と同じ程度の場所もあり、グループは外部被曝対策の方が重要としている。(鍛治信太郎)

http://www.asahi.com/national/update/1114/OSK201111140130.html

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