2014/08/31

子ども全国ネット通信 No.12 発行しました!

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   子ども全国ネット通信 No.12
 〜子どもたちを放射能から守る
    全国ネットワーク〜
                 **2014.8.31**
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急に秋が来たようなこの頃……窓からは虫の声が聞こえてきます。8月も終わり、明日から9月。2学期が始まる子どもたちも多いでしょうか。9月1日、防災の日でもあります。気持ちを凜としてスタートしたい、秋の入り口です。
〜残暑見舞いには、ぜひポストカードをご利用くださいね! http://goo.gl/FcPzsO 〜

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■福島県県民健康調査にて
甲状腺がん103人との発表
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8月24日に行われた、福島県県民健康調査検討委員会にて、25年度の甲状腺エコー検査の結果が発表され、悪性疑いも含めた甲状腺がん(悪性)と診断された子どもは、103人になり、手術を終えて、甲状腺がんと確定した子どもは57人という結果になりました。
http://goo.gl/C4PGyCOurPlanetTVより)

検討委員会では、この間の対応について「過剰医療」ではないか、検討するためにも、詳細な情報を公開すべき、という意見が出されていました。そして、この委員会の4日後、日本癌治療学会にて、「原発事故の影響とは考えにくい」とした上で、福島県立医大が手術した54人中、8割超えの45人は腫瘍の大きさが10ミリ超かリンパ節や他の臓器への転移があり、手術するレベルだったと発表したと報道されました。

また、こうした報道の中、福島県内のテレビ、新聞をネット上で追ってみると、影響を小さく見せようとするかのような見出しやまとめが目立ち、あらためて県内の報道の問題を突きつけられた気がしました。

100人超えという結果はずしりと重く、このままでいいはずがない! 子ども全国ネットとして何を取り組むべきかと話しています。Facebookや代表者ML等で、ご意見をお寄せください。


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■鎌仲ひとみ監督の最新作
「小さき声のカノン〜選択する人々」
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子ども全国ネットは、カマレポカフェの開催等を通じて、「小さき声のカノン〜選択する人々」を応援しています。カマレポカフェは、おかげさまで100カ所開催にこぎつけることができました! みなさんの地域での開催、ありがとうございます。このあと、開催という地域もあります。ぜひお近くのカマレポカフェにお出かけくださいね。

映画では、福島県内や避難先、保養先で葛藤しながらも声を出し続ける人たちを追い、またチェルノブイリ原発事故後も休むことなく保養支援を続ける現地の声を追うなどしながら、制作中ということです。現在、「小さき声のカノン」制作および全国での上映実現のためのクラウドファンディングが呼びかけられています。ぜひご協力ください。


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■被ばくや放射能汚染に関する
情報を連日アップしています。
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情報ブログでは、子ども全国ネットからのお知らせや、放射能や被ばくに関するニュースの他、各地の団体からの呼びかけやイベントなども掲載しています。

たとえば、最近のニュースでは、
◯第10回環境省専門家会議の報告(OurPlanetTVより)http://goo.gl/dURec9
◯つくば市で事故後のちりからウラン検出 http://goo.gl/jtFvYa
◯栃木県等へのガラスバッジ配付予算要求 http://goo.gl/HhTAcm
などがありました。

近日開催のイベントでは、
◯9/2(火)チェルノブイリから福島へ(福岡)http://goo.gl/S62Lg4
◯9/6(土)広域避難者の安定した住宅保障は…(大阪)http://goo.gl/5OO3O4
◯9/7(日)ふくしまココロとカラダの健康相談会(東京)http://goo.gl/tIqJex
など次々とアップしています。

各地の団体による呼びかけやイベントについて、ぜひ情報をお寄せください。ご覧いただいて、情報チェックしたり、各地の団体とつながって、できることを取り組んでいくきっかけになればと思います。(すべてを掲載できない場合もありますので、ご了承ください)


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■事務局運営にご協力
よろしくお願いします!
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関東ネットワークミーティングを開いてみて、やはり適切な情報を入手できたり語り合ったりできる場は求められているのだと痛感したのですが、今後、下半期に向けて、そうした学び、語り合いの場を設けていこうと話しています。東京都内になってしまいますが、そうした開催のお手伝いをしてみたい、という方、ぜひ事務局までお声かけください。

また、随時更新中の子ども全国ネットHPですが、都道府県別リンク集の各県ごとの情報整理を手伝ってくださる方も探しています。こちらは、ネット上のやりとりでできます。

スタッフ以外にも、たとえば、FacebookやTwitterで子ども全国ネットが発信した内容をシェアしたり、いいね!を押したり、リツイートしたりしてくださることも、大きなサポートです。ぜひよろしくお願いします。


◆―――編集後記―――――――――――◆
「甲状腺がん103名」のニュースがずーっと頭から離れません。もし、わが子だったらどんな思いがするだろうかと想像すると、切なすぎて、今ここで何もできずにいることの無力感にとほうに暮れる思いです。この親子を孤立させない手立てはないのだろうか、これ以上、そんな思いをする親子を増やさないためにはどうしたら……。スタッフブログに書いてみようかと思います。コメントお待ちしています。(emiko)

◆―――発行者情報――――――――――◆
【発行者】NPO子ども全国ネット 事務局
【連絡先】info@kodomozenkoku.com
※アドレスの変更・登録解除はinfo宛に連絡を!
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鎌仲監督「小さき声のカノン-選択する人々」のためにご協力ください!

鎌仲ひとみ監督最新作「小さき声のカノン-選択する人々」製作費用と、全国での上映実現 のためにご協力ください!
〜子ども全国ネットは、カマレポカフェ開催等を通じて、「小さき声のカノン」を応援しています!〜
(カマレポカフェの開催予定は、こちらから )
その“小さな声”がかき消される前に―。
奇しくも公開直後に3.11が起き、全国600ヶ所での上映という社会現象を巻き起こした「ミツバチの羽音と地球の回転」から4年。一貫して「核・被ばく」を描いてきた鎌仲ひとみ監督の最新ドキュメンタリー映画「小さき声のカノン-選択する人々」にかかる製作費と全国での上映実現のため、みなさんの力を貸してください。本作で主人公となるのは、福島原発事故後の日本とチェルノブイリ原発事故後のベラルーシを生きる「お母さん」たちです。

「小さき声のカノン-選択する人々」とは

いま、私たちは“グラデーションの世界”に生きています。
グラデーションの世界とは、濃淡さまざまな考え方や価値観が無数に存在し、これが正解だというはっきりとした出口が見つかりにくい世界のことです。
震災から3年がたちました。被ばくや放射能をめぐる状況は、ますます錯綜しています。それほど気にせず暮らしている人もいれば、何となくもやもやした思いを抱えている人もいます。そんな中、耳を澄ますと、どこからか“小さな声”が聞こえてきます。「もう大丈夫」「安全だ」といった空気のなかで、今にもかき消されそうな小さな声――それは、子どもを守るため、いやおうなく選択を迫られ、葛藤する「お母さん」たちの声です。
本当のことを知りたい。子どもを守りたい。そんなお母さんたちの切実な思いがかき消されてしまうその前に、たくさんの声を集めた映画をつくりたい。映画が、子どもを守ろうと奮闘するお母さんたち一人一人の選択につながってほしい。鎌仲監督がそのような願いをこめた作品が、ドキュメンタリー映画「小さき声のカノン―選択する人々」です。 
さらにもう一つの見のがせない重要なポイントは、1986年のチェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシの人々が登場することです。ベラルーシのお母さんたちが、長期間にわたって低線量の汚染地域で暮らす上での具体的な対策や、起こりうる現実を、日本のお母さんたちに伝えようとしています。チェルノブイリの母から日本の母へ、子どもたちを守るための闘いがつながっていきます。
(続きはこちらから↓)
https://motion-gallery.net/projects/littlevoicecanon
















9/21(日)第6回 避難者こども健康相談会おおさか/大阪


第6回 避難者こども健康相談会おおさか

日時:2014年9月21日(日)13:00~15:00

場所:ドーンセンター (地下鉄谷町線・京阪 天満橋駅東へ350m)
http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html

対象:福島県及び東日本から避難されたお子様。
事前申込制。20家族に達した時点で締切とさせていただきます。参加は無料。

2012年4月から行う大阪での健康相談会も、今回で6回目となります。
1家族、30分枠で、希望時間の予約制とし、医師との個別面談を行っています。
その他フロアーでは、アロマハンドマッサージ、司法書士による法律相談、交流茶話会の部屋やブースを設けています。
子どもの部屋でお子様を預かります。

<事前受付について>
□Webフォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=863095 にPCまたは携帯からアクセスしてください

□メール
osaka-kenkousoudan@hotmail.co.jp 左記アドレスに送信してください。

□TEL 090-7096-4719(髙松)平日は18時以降でお願いします。

<セミナー>
当日 同会場で 10:00~ セミナーを開催します。こちらもお申込みください。

「福島甲状腺がん異常多発と 健康被害の現状」(予定) 講師 入江紀夫さん(小児科医・医療問題研究会)



主催:福島避難者こども健康相談会おおさか実行委員会
http://osakasoudankai.blog.fc2.com/
(連絡先)090-7096-4719(髙松)18時以降で。
osaka-kenkousoudan@hotmail.co.jp
協力:医療問題研究会  http://ebm-jp.com/ 

残暑見舞いにいかがでしょうか?「1ミリシーベルトの約束」ポストカード



「100人の母たち」の亀山ののこさんに撮って頂いた、

1ミリシーベルトの約束のポストカード。
かわいい子どもたちとおかあさんの夏の素敵なはがきです。
暑中見舞いのメッセージを添えて
お友達やお知り合い、遠くの家族に送りませんか?。



子どもたちを守りたい思い、

福島や東日本の高汚染地域に住んでいる子どもたちのこと
原発事故子ども・被災者支援法のこと。

なんとなく不安や疑問に思っている人は実は多いと思います。
情報がなくて全く知らない人もいます。

私たち一人がふたりに。そのふたりがまたふたりに・・・。
それを20回繰り返すと、100万人になるって知っていました?

子どもたちと子どもたちの未来を守るために、
今必要なことは、知ること伝えること。
日本中の全ての人が、原発事故による汚染の実情と、
被ばくの健康影響の現状を自分ごととして考えることです。

夏の終わりにひとこと思いをのせて、友人や知人に伝えてください。

9/7(日)ふくしまココロとカラダの健康相談会/東京・八王子


「ふくしまココロとカラダの健康相談会」は、福島から避難しているご家族を対象とした健康相談会です。
9月の健康相談会は、八王子の病院で、1時間ずつの予約制です。
医師は、福島でいまも子どもたちの健康相談活動をされていらっしゃる方々ですので、健康のことに限らずに、ゆっくりお話にいらっしゃいませんか☆
交通費補助も始めましたので、お気軽に御越し下さい♪ 
ランチをご持参いただければ医師やスタッフと一緒に交流しましょう☆ 
子どもさんも楽しい時間を過ごせるよう計画中です! 
申込み:9/4まで info@kokokara-hp.org

―――
ふくしまココロとカラダの健康相談会 申込み:9/4まで
■9月7日(日) 10:30~16:00

会場:八王子中央診療所(八王子市八幡町5-11 八中ビル)
JR横浜線 八王子駅北口より西東京バス 織物組合前下車徒歩2分
申込み:info@kokokara-hp.org
件名を「9月健康相談会申込み」として、メールをお送りください。
<概要>
医師による身体の健康相談、病院紹介
こころの専門家によるお悩み相談
賠償・生活などに関する相談窓口の紹介
尿中セシウムの無料測定
リラックスカフェ
見守り保育と遊び
ラッシュジャパンからのギフト
セカンドハーベストからの食材支援
食品放射能測定の冊子進呈
暮らしや保養リフレッシュ旅行の情報紹介 など

主催:NPO法人 ココロとカラダを育てるハッピープロジェクト

協力:子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク、公益財団法人早稲田奉仕園、つながろう!放射能から避難したママネット@東京、つながろう!放射能から避難したママネット@埼玉、

協賛:アメリケアズ、新宿代々木市民測定所、株式会社ラッシュジャパン、セカンドハーベスト

☆申込受付中→◎10月5日練馬会場 ◎11月9日亀戸会場 
詳しくは http://kokokara-hp.org/programs/kodomokenko
☆お手伝いしてくださる方、募集中です!!

9/2(火)チェルノブイリから福島へ、未来へのかけはし「点から線へ」野呂美加さんとの交流会/福岡

チェルノブイリ支援で長年、子どもたちの放射能被害や内部被ばくと向き合い、保養を続けてきた野呂美加さんとの交流会。
原発輸出先のトルコの人々に送るメッセージ「あなたを心配する手紙」で知られる映像作家・丹下紘希さん。
「100人の母たち」フォトグラファー亀山ののこさん
「ヨクナル・シグナル」フォトグラファー田中よしひろさん
もご参加下さいます。滅多にそろわない豪華メンバーです。
チェルノブイリから福島へ、大きな大きな輪が広がります。
九州から考える子ども支援。皆様、どうぞ当日会場にお越しください。

◆もう一度見て下さい。丹下紘希さん「あなたを心配する手紙」(6分44秒)
https://www.youtube.com/watch?v=nvO5Kx5_zxw
「未来を忘れないための想像力: 丹下 紘希 at TEDxFukuoka 」
https://www.youtube.com/watch?v=fzBnoHURa0I

◆「100人の母たち」亀山ののこさん・歌手のUAさんも100人の母。
http://100mothers.jp/
http://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/genpatsu/kameyama/
https://www.youtube.com/watch?v=mdcwHOw3CbQ  

◆「ヨクナル・シグナル」田中よしひろさん
https://www.facebook.com/yokunaru4976

★チェルノブイリから福島へ、未来へのかけはし「点から線へ」★
【「チェルノブイリへのかけはし」野呂美加さんとの交流会】
9/2(火)福岡県 ふくふくプラザ5F 503研修室 
18:30開場 19:00~21:00。
参加費1,000円(お子さん無料) 直接会場へ お越しください。
詳細イベントページ→
https://www.facebook.com/events/661987317231465/?ref_dashboard_filter=upcoming

◆問合せ
080-5259-2528 マミーズタミープロジェクト(渡邉)


9/6(土) シンポジウム「広域避難者の安定した住宅保障はどうあるべきか)」/大阪

シンポジウム「広域避難者の安定した住宅保障はどうあるべきか)
9月6日(土) 13時30分~16時

 ○避難者の住宅施策に関する実情とニーズ
避難者からの発言
近畿各地から

 ○ パネルディスカッション 
「避難者の長期化し、かつ、多様化する住宅支援のニーズにどう応えていくか」

〇大阪のホッとネットおおさかの避難者実態調査から、住宅事情について紹介。

〇まるっと西日本 古部さん 
3年間の住宅問題調査の経過と多様化する避難者のニーズ

〇京都府 避難者支援プラットフォーム 担当課 
京都府における公営住宅保障の実情

〇おいでんせえ岡山 逢澤さん 
自主避難者を中心にした民間住宅のネットワークと行政を巻き込んだ取り組み。今後、
近畿各地の移住を視野に入れた取り組みにも参考になる。

〇 津久井進さん 
ここまでの発言やパネリストの報告を受けて、今後の住宅保障の施策として、どのよう
な方向性が考えられるか、再度の問題提起。日弁連の意見書などを踏まえて。

〇 質疑や意見交換 

まとめと閉会のあいさつ
近弁連 災害復興支援員会協議会

詳細はこちらからチラシをご覧ください。
http://www.osakaben.or.jp/event/2014/2014_0906.pdf


【東日本大震災を機に、田舎への移住を考えている東北・関東にお住まいの方へ。】

島根に移住された、「311ご縁つなぎネットワーク・わっかラボしまね」の梶谷さんからのお知らせです。


【東日本大震災を機に、田舎への移住を考えている東北・関東にお住まいの方へ。】

国立公園三瓶山(さんべさん)の麓、大田市三瓶(さんべ)町にて、2泊3日の「ご縁つなぎプログラム」を開催します。 

「東日本大震災をきっかけに、島根県へ移住して暮らす人たち」「島根県にもともと暮らす、地元の人たち」と交流しながら、 「移住して田舎で暮らすこと。」生の声で聞けるこの機会に、一緒に考えてみませんか? 

***  

【期間】2014年9月19日(金)~9/21日(日)(2泊3日)  

【対象】東日本大震災を機に、田舎への移住を検討されている、東北・関東地方に居住のファミリー  

【募集人数】3家族限定  

【プログラム内容】

<1日目>

◇東日本大震災を機に、東北・関東各地から、島根県内へ移住した人たちとの交流会。(宿泊)三瓶・北の原キャンプ場のケビンにて。(寝具・キッチン・シャワー等完備)
◇山村留学センターや学童クラブの見学可能。 

<2日目>

◆大田市三瓶町池田地区で地域の老若男女が関わり、企画・開催される「稲刈りツアー」にスタッフ参加。手刈りの稲刈り体験も。お疲れ様交流会でも、地域住民と交流します。(宿泊)地域の方のお宅にホームステイ。特別なおもてなしでなく、普段の暮らしの中で滞在します。 

<3日目>

空き家見学・石見銀山・三瓶山周遊など、参加者のご希望に合わせて。
◇滞在中の移動はレンタカーで。田舎暮らしに不可欠な車生活をお試しできます。
◆ハローワーク・行政からの移住・子育て支援等の情報提供も可能。 

【参加費】(宿泊・食費込)大人5000円・小中学生2500円・乳幼児無料
     まずはお問い合わせください。 

【主催】311しまねご縁つなぎプログラム実行委員会  

【お問合せ・お申し込み】 

0854-82-2727
ohgreen@iwami.or.jp(NPO法人緑と水の連絡会議内)  


※『平成26 年度 ふるさと島根定住財団 しまね暮らし体験プログラム』事業です。
下記HPにも掲載されています。 http://www.kurashimanet.jp/experience/kurashi/311goentsunagi_pg.html

内部被ばく全員1ミリシーベルト未満 7月/福島

県は29日、東京電力福島第一原発事故を受けて実施しているホールボディーカウンターによる内部被ばく検査の7月分の結果を発表した。
4848人を検査した。
成人で今後50年、子どもで70歳までの内部被ばく累積線量を示す預託実効線量は全員が1ミリシーベルト未満だった。
県は「全員、健康に影響が及ぶ数値ではない」としている。
対象の市町村と人数は次の通り。
▽福島266▽伊達1▽国見553▽郡山787▽須賀川6▽鏡石5▽平田70▽浅川2▽古殿1▽小野1▽白河6▽西郷2▽泉崎400▽矢吹422▽塙2▽会津若松94▽喜多方48▽北塩原73▽猪苗代1▽会津坂下2▽柳津2▽南会津1▽相馬1▽南相馬16▽広野37▽楢葉40▽富岡42▽川内39▽大熊29▽双葉12▽浪江28▽飯舘22▽いわき1837

KFB福島放送
2014年8月30日

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抽出された人の数値で、あたかも、県民全員に「健康影響がない」と言い切っているかのような印象を受ける報道はどうなのだろう。しかも、先日の発表でも1ミリシーベルト超えの人が20%を超えていた伊達の測定者は1名のみ。あらためて言うまでもないが、ガラスバッジで正確な外部被ばく量を測定はできないし、まして、ここまでの累積被ばくがあるのだし、1ミリシーベルト以下に健康影響が出ないと断言できるものではないのでは。注釈つきでないとアップできないようなニュースだが、福島県内でどのような報道がされているのかを追うためにも、アップしてみた。

2014/08/30

埼玉県内避難者、把握漏れ問題 5639人に大幅修正

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の避難者に把握漏れがあった埼玉県は29日、県内の避難者数を5639人とする調査結果を発表した。6月の公表数より約3000人多い。漏れていた中で多かったのは、応急仮設住宅の無償提供の対象とならず、民間賃貸住宅に家賃を払って暮らしている避難者らだった。
 埼玉県は従来、応急仮設住宅の入居者のみを避難者として集計。民間支援団体などから「少なすぎる」との指摘を受け、これまで一部の自治体だけを対象にしていた避難者数の照会を県内全63市町村に広げたところ5044人となった。さらに今月、県が持つ応急仮設の入居者名簿などを提供して市町村に追加調査を求め、5639人に増えた。

2014年8月30日
毎日新聞より

伊達市全域で平均1ミリ以下/福島

●6月までの年間外部被曝線量

 伊達市全域で、今年6月までの1年間の市民の外部被曝(ひばく)放射線量は平均1ミリシーベルト以下だったことがわかった。28日、市が公表した。その前の1年間は5地区のうち3地区で平均が1ミリを上回っていたが、5地区とも線量が2~4割減った。

 調査を受けたのは、比較的線量の高い地区の子どもや妊婦を中心にした約1万9千人。2012年7月から13年6月の調査では、月舘、霊山、保原の3地区の住民の平均線量が1.29~1.04ミリだったが、今回は0.86~0.80ミリといずれも1ミリを下回った。市内全域の平均は前回の0.89ミリから0.75ミリになった。

 5ミリ以上だった住民は前回、全体の0.14%だったのが今回は0.06%に。一方、1ミリ未満の住民は66.26%から74.58%に増えた。線量減の原因について仁志田昇司市長は「除染の効果に加え、半減期が比較的短い放射性物質の自然減少も影響している」と分析する。

2014年8月29日
朝日新聞より

http://www.asahi.com/articles/CMTW1408280700008.html

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平均が1ミリシーベルト以下だったことよりも、「子どもや妊婦を中心にした」対象者のなかで、1ミリ未満の住民は74.58%…ということは、25.42%、つまり1/4の人は1ミリ以上の被ばくをしている、という現実。しかも、ガラスバッジによる被ばく量測定は、何割も減少してカウントされているにも関わらず…だ。これまでの累積被ばくを考えると、いまだ1ミリ以上の被ばくをしていることが懸念される。

個人線量計6000個、栃木県など20市町村へ 環境省が予算要望


 環境省は29日、2015年度予算の概算要求で、本県を含む全国20市町村で個人線量計6千個を導入するため、「住民の個人被ばく線量把握事業費」6億6千万円を盛り込んだと発表した。
 正確な被ばく状況の把握と住民の不安解消が目的。福島県外で一定の放射線量がある「汚染状況重点調査地域」に指定されている市町村が対象だ。本県は那須塩原市や塩谷町など8市町が指定されている。
 個人線量計の配布は14年度に続き2回目。配布数は14年度と同数を見込んでいる。同省は「住民のニーズが高いため」と継続の理由を説明している。
2014年8月30日
下野新聞より

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20140830/1701243

「避難・支援ネットかながわ」より署名のお願い

ネットワーク登録団体の「避難・支援ネットかながわ」より避難者住宅支援に関する署名の呼びかけがありました。以下、呼びかけをお読みいただき、用紙を印刷の上、ご協力ください。主な内容は、

要望は、生活再建をするに足る「相当な期限の延長」「住み替え条件の緩和」です。同時に、同じ被災者でありながら、既に住宅に関する手当を打ち切られた世帯の調査を求め、平等な救済措置をするよう求めます。

…ということです。

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平素、東京電力福島第一原発による被災者へお心を寄せて下さり
心より御礼を申し上げます。

東日本大震災の発災より4年目を迎えました。被災者は着の身着の
ままで放射能から逃れ、家族・親族・友人を亡くした者も多くおります。
何度も転校した子どももいます。生活環境の改善を思えば「3年も経つ
のに…」であり、心の痛みを想えば「3年経っても…」という状態です。

その「避難」という状況が未だ継続しています。
事故から28年を経過したチェルノブイリ原発事故に見るように、汚染の
影響は長く続きます。人災による事故を起因とした「避難」がさらに長期化
することは必至と思われます。

その被災者の多くが応急仮設住宅に住んでいます。災害救助法の適
により、住居の供与期間が1年ごとに更新することとなっています
更新の通知が各世帯に届くのも年度末に近く、これでは、とても生活再建
出来る環境ではありません。

現在、政府が汚染地域として指定し、避難指示等が出ている区域内
だけでなく、区域外からの避難者も少なくありません。福島県からの子ども
の県外避難者数だけでも 13,308人もの数に上ります。(平成26年4月1日
現在の福島県把握数)。
特に、区域外からの母子避難者にとって、住宅供与期限が切れることは
汚染や健康被害の可能性を許容して帰還するか、経済的な困窮を受
入れるかの非常に酷な選択をせざるを得ません。

私たちはこの窮状を国、避難元の県、被災者受け入れ自治体に伝え
(1) 災害救助法に基づく1年ごと延長の応急仮設住宅の供与期限を撤廃し、
相当の長期間無償提供をすること
(2) 住み替え条件を緩和すること
の2点について改善して頂くよう要望書を提出いたします。
つきましては、皆さまにも署名活動へご協力をお願いを申し上げる次第です。

当団体は、この署名活動を通じ、首都圏避難者ネットワーク作りに取り組み
はじめました。今回の署名活動は、群馬県の「ぐんま暮らし応援会」と連携し、
同文、同時集約し、ともに要望書を提出いたします。
また、神奈川県、東京都内の複数団体とも連携していきます。

署名用紙をダウンロードなどは、http://hsink.jimdo.com/ をご参照頂下さい。
用紙にある「避難元 市町村」の記載有無で避難当事者かを判別し、当事者と
一般の方との筆数を集計いたします。当事者の要望度は非常に重要な意味を
持ちます。避難者の方には出来る限り、この欄に記載をして頂けるようご推奨下さい。 


その際、署名原本は国にのみ提出することをお伝え頂けますとありがたく思います。

なお、この署名活動にご賛同頂き、御名義を記載させて頂ける団体さまも当該
ウェブページで募っております。

皆さまのご厚情とご尽力を頂戴いたしたく、切にお願い申し上げます。


    避難・支援ネットかながわ 代表 坂本 建 2014.06.15



避難・支援かながわ による署名はこちら。





東京都内にお住まいの方、都内での署名はこちら。