2014/10/19

月間降下物(都道府県別環境放射能水準調査) 8月のデータより「東京都」はなぜ高い?

原発事故現場では作業員による必死の作業が続いてはおりますが、いまだ、1時間あたり1000万ベクレルもの放射性物質が空中に拡散されています。原子力規制委員会のHPには、月ごとに集計された、降下物量が都道府県別に掲載されています。http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html

都道府県別環境放射能水準調査(月間降下物)(平成26年8月分)   
平成26年09月30日付
http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/9000/8948/24/195_20140930.pdf








































上記のうち、検出されている東北〜関東について、切り取ってみます。































ちなみに、2011年当初の降下物量に比べたら、桁がちがいますし、大きな数字ではないという評価はわかりつつ、東京都が、福島県の次に高く、他と1桁ちがうのはなぜでしょう。原発事故現場から拡散しているものと思えば、近県のほうが高くなるはずです。(これは、この8月に限ったことではありません。東京都は、栃木県、群馬県、茨城県と並ぶか高い月が多く、同じく首都圏の千葉県、埼玉県、神奈川県より平均して高いです。)また、乾燥して強風が吹く季節に高い時期がみられるなど、私たちが呼吸しているこの地域の大気に含まれる放射性物質の動向がうかがえるデータです。

こうしたデータをどう考えるか、10/30(木)を皮切りにスタートする、この秋〜冬の学びカフェ「関東の汚染を考える」の中で、一緒に考えたり、学んだりできればと思います。


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