2014/11/11

見て話して考えて つくばの母親ら映画上映 原発事故 子どもへの影響/茨城


 東京電力福島第一原発事故による健康被害を心配する福島県の子どもらの姿を記録した映画「A2-B-C」(エーツー・ビー・シー、二〇一三年、イアン・トーマス・アッシュ監督、七十一分)の上映会が今月下旬、つくば市内で開かれる。実行委員会を立ち上げて準備を進めるのは、市内の子育て中の母親ら二十人余。代表の小森谷佐弥香さん(40)は「原発事故をあらためて思い出し、(健康面への影響や不安などについて)自由に話せる場にしたい」と思いを語る。 (松尾博史)
 映画は、日本在住の米国人監督が原発事故から一年半が経過した福島県内で撮影。除染作業の光景なども収めており、国内各地で上映会が開かれている。
 小森谷さんは原発事故を機に、政治や社会的な問題への関心が高まった。長男(9つ)、次男(6つ)の子育ての傍ら、脱原発イベントに参加し、生活者の視点でアベノミクスや環太平洋連携協定(TPP)を考えるチラシを作り配ってきた。
 実行委は、活動などを通じ知り合った「ママ友」を中心に九月中旬に結成。「放射線の影響について話題にすると、『神経質だ』『風評被害につながる』と言われそうで、口をつぐんでしまう空気が今の社会にはあるのでは。問題意識を共有し、気軽に話題にすることができれば」という思いから、今回の上映会を企画したという。
 会場には原発事故や放射性物質などを説明するパネルを展示し、お茶を飲みながら交流できる場を設ける。来場者の作品への感想をボードに貼り付け、「原発事故後、生活上で気を付けていることは」などを尋ねるアンケートも予定する。
 上映会は計四回。二十六日午前十時半からは、「もっくんカフェ」(梅園二)で上映する。定員は二十人程度、料金はドリンク付きで千円。「つくばサイエンス・インフォメーションセンター」(吾妻一)では二十八日午前十時半と午後七時、二十九日午前十時からそれぞれ上映する。各回の定員は百人、料金は五百円。
 両会場とも、観賞は予約優先で、前日の午後六時まで受け付ける。当日席も用意。十八歳以下は無料。託児サービスもある(上映二日前までの予約制、一人三百円)。観賞や託児の申し込みは、実行委のホームページ(「A2-B-C上映実行委員会つくば」で検索)から。問い合わせは、小森谷さん=電090(7630)8045=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141108/CK2014110802000165.html
2014年11月8日
東京新聞

上映会のチラシを手に来場を呼び掛ける小森谷さん=つくば市で

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