2016/02/29

「福島を語り継ぐ」 主婦ら子供向けの本紹介 金沢 /石川


2016年2月29日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160229/ddl/k17/040/222000c 

3月11日で東日本大震災から5年を迎えるのを前に、県内の主婦ら16人が28日、金沢市中央公民館長町館で、原発事故の被害を受けた福島を語り継ぐ子供向けの本を紹介し合った。

金沢子どもの本研究会の例会として開催された。参加者の一人は「原発事故で、生きものたちに何がおこったか。」(永幡嘉之著、岩崎書店)を解説。事故を起こした東京電力福島第1原発周辺では、大量の放射性物質に汚染されたミツを集めるミツバチや、桜並木の樹皮が除染のために洗い流された様子などを、写真付きで分かりやすく紹介している内容を説明した。

野外での高い放射線量を理由に好きなサッカーをやめた少女の話を描いた絵本「ふくしまからきた子」(絵・松本春野、岩崎書店)も話題に上った。金沢市笠舞の勝尾外美子さん(84)は「本を読み聞かせたら、子供はどんな反応をするか。それを大切に今後も活動したい」と話した。【中津川甫】

原発事故に遭った福島を語り継ぐ絵本などを紹介する参加者たち
=金沢市長町2の市中央公民館長町館で、中津川甫撮影

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