2016/08/09

おいでん!福島っこ!5回目の夏 8泊9日・旧門谷小で夏休み過ごす/愛知

2016年8月9日 東日新聞
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=54551

東京電力福島第一原発事故の影響で、放射線量の高い地域で暮らす子どもたちを保養に招くプロジェクト「おいでん!福島っこ!」(同運営委員会主催)が、7月30日から8月7日まで、新城市内で開催された。

福島県などから、小3から中3までの子ども16人が参加。新城市鳳来寺山表参道の旧門谷小学校で、8泊9日の夏休みを過ごした。

期間中はボランティアの協力のもと、添加物や化学調味料を使わない健康的な食事を提供し、豊かな自然に触れる生活を送った。

同プロジェクトの発端は2012年。津波で流された福島県福浦小学校の、震災当時5年生だった17人の卒業式を田原市のゆずりは学園で開催したことから始まった。卒業式には全員が参加し、同年の夏休みには現在の保養プロジェクトへ形を変えた。

保養は、体内に蓄積された放射能を体外に排出する有効な手段として、チェルノブイリ原発事故のあったベラルーシなどでは、国の政策として積極的に行われている。

東海地方の保養受け入れ団体は8つあり、「東海保養ネット」として情報交換や合同での受け入れ募集などを行っている。

8団体は全て民間の手によるもので、このうち自己資金によって運営するのは1団体のみ。同プロジェクトも資金面が今後の大きな課題になっている。

川遊びする子どもたち(新城市乳岩峡で)

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